化学工学会 反応工学部会 反応分離分科会 Section of Integrated Reaction & Separation Processes

代表あいさつ

代表あいさつ

新しい反応と分離の融合を目指して

長谷川泰久

分科会代表
産業技術総合研究所
長谷川泰久

 2050年カーボンニュートラル達成へ向け、エネルギー転換、省エネ化、CO2分離回収・資源化等が進められています。「反応」と「分離」は、化学プロセスの中心となる要素技術です。当分科会では、反応と分離を有機的に連結させ、高効率で省エネルギーなコンパクト化学プロセスの実現を貢献してまいります。プロセスの融合だけではなく、燃料電池や固体触媒反応など反応と分離が同時進行するミクロな現象における機能の発現や高性能化にも着目していきます。

 反応分離分科会は、2002年に反応工学部会の下部組織として発足し、宇都宮大学・伊藤直次先生(2002~2009)、岐阜大学・上宮成之先生(2009~2016)、大阪大学・西山憲和先生(2017~2024)が代表を務められました。これまで、代表の強いリーダーシップのもと、シンポジウムの開催、国際会議や海外での研究動向の紹介などの活動をしてきました。今後も分科会のアクティビティーを維持しつつ新しい分野への展開を視野に入れた活動をしていきます。

 分科会が開催するシンポジウムでは、「反応」と「分離」の融合プロセス・現象を活発に議論し、化学プロセスの省エネ技術開発や高機能部素材開発を通して、カーボンニュートラルの達成に貢献してまいります。ぜひ多くの方にご参加いただけることを願っております。

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