行事・活動
活動報告
反応分離シンポジウム2023
2024年2月28日(火)、反応分離シンポジウム2023を日本ゼオン株式会社 川崎工場にて開催致しました。
今年度のシンポジウムは,反応と分離の分野において,一線で活躍されている研究者・技術者をお招きし講演を行いました。また、,コロナ禍にて開催が困難であった工場見学や技術交流会も開催し,活発な議論を行いました。講演をして頂いた先生方,工場見学・技術交流会に対応して頂いた日本ゼオン様とご参加の皆様に感謝申し上げます。
- 「日本ゼオンと総合開発センターのご紹介」
日本ゼオン株式会社 総合開発センター長 高橋和弘 氏 - 「ゼオライトが発現する CO2選択的ゲート開閉型吸着能」
関西大学 樋口雄斗 氏,田中俊輔 氏 - 「リーフエステル新製造法」
日本ゼオン株式会社 創発推進センター三木英了 氏
反応分離シンポジウム2022
2023年1月24日(火)、反応分離シンポジウム2022を産業技術総合研究所つくばセンター西事業所にて開催致しました。
今年度のシンポジウムは,現在活発に研究開発が行われているCO2回収・利用技術に関連した触媒反応と分離技術の分野の講演を行いました。さらに産業技術総合研究所つくばセンター西事業所の見学会を行いました。久々の対面行事にて活発な議論を行いました。講演をして頂いた両先生・見学に対応して頂いた産総研とご参加の皆様に感謝申し上げます。
- 「希薄CO2からの燃料・化学原料直接合成プロセスの開発」
産業技術総合研究所 高坂文彦 氏 - 「CO2回収プロセスの多目的最適化」
産業技術総合研究所 原伸生 氏,谷口智 氏,山木雄大 氏,Nguyen Thuy 氏,片岡祥 氏
反応分離シンポジウム2021
2022年1月18日(火)、反応分離シンポジウム2021をオンラインにて開催致しました。
反応分離のキーマテリアルであるゼオライトに関して、骨格内の構造制御方法と実際に合成したゼオライトの評価や触媒反応への応用、骨格内構造の違うゼオライトを膜とた場合の分離特性などのトピックについてご講演頂きました。今回も様々な方に参加して頂き、参加者は最新の知見を得ることができました。講演をして頂いた両先生とご参加の皆様に感謝申し上げます。
- 「ゼオライトの骨格内Al原子の位置制御と触媒特性」
東京工業大学 横井俊之 氏 - 「ゼオライト膜の微細構造と透過分離特性」
早稲田大学 酒井求 氏
反応分離シンポジウム2020
2020年12月16日(水)、反応分離シンポジウム2020をオンラインにて開催致しました。
今年度のシンポジウムは、ゼオライトを活用した分離技術および反応分離を中心に、一線で活躍される研究者をお招きしました。ゼオライト膜の基礎から最新の理論まで含め幅広い内容の話をして頂きました。初のオンライン開催となる中、様々な方にご参加いただき、有意義なシンポジウムとなりました。オンラインにて講演をして頂いた両先生、ご参加の皆様に感謝申し上げます。
- 「CHA型ゼオライト膜におけるCO2透過シミュレーション」
工学院大学 高羽洋充 氏 - 「ゼオライト膜とそれを利用した膜反応器の進展」
産業技術総合研究所 池田歩 氏
反応分離シンポジウム2019
2019年11月8日(金)、反応分離シンポジウム2019が神戸製鋼所 神戸総合研究所にて開催されました。
今年度は、神戸製鋼所から2名、神戸大学から1名、カネカから1名の計4名の研究者から、マイクロフローでの反応等に関する講演が行われました。また、公演終了後には神戸製鋼所 神戸総合研究所の見学会および技術交流会も行われました。
- 「神戸製鋼所の紹介」
神戸製鋼所 豊田振一郎 氏 - 「実生産用フローリアクターSMCR®-プロセス開発の進め方と分離・反応用途での開発事例-」
神戸製鋼所 松岡亮 氏 - 「連続式振動流バッフル反応器を応用した分離プロセスの強化」
神戸大学 堀江孝史 氏 - 「フローリアクターでいかに反応を制御するか」
カネカ 大石孝洋 氏 - 見学会:神戸製鋼所 神戸総合研究所
- 技術交流会:同上
反応分離シンポジウム2018
2018年11月16日(金)、反応分離シンポジウム2018が物質・材料研究機構(以下、NIMS)にて開催されました。
今年度は、NMISから3名、大学から1名の計4名の研究者から分離プロセスに向けた材料設計やその分離性能に関する講演が行われました。また、公演終了後にはNIMS千現地区の見学会も行われました。
- 「物質・材料研究機構(NIMS)の紹介」、「V合金膜を用いた水素分離デバイス」
物質・材料研究機構 西村睦 氏 - 「高分子材料の素材研究と分離プロセス」
物質・材料研究機構 一ノ瀬泉 氏 - 「マテリアルズインテグレーションに基づくゼオライト結晶構造中Al 原子位置の予測と制御」
物質・材料研究機構 Watcharop Chaikittisilp 氏 - 「反応分離に向けたシリカ系分離膜の開発」
芝浦工業大学 野村幹弘 氏 - 見学会:NIMS千現地区
反応分離シンポジウム2017
2017年11月22日(水)に、神戸大学大学院工学研究科 先端膜工学センターにて反応分離シンポジウム2017を開催しました。
設立10周年を迎えた同センターの概要説明に続き,無機膜の開発過程,ナノシートからの膜合成,イオン液体を溶媒とした有機・無機のハイブリッド化による膜強度と性能の両立,金属種形態制御による反応制御に関する講演会内容であった。講演後は先端膜工学センターの見学会に続き交流会が行われ,最先端の膜の研究開発の場にて大変有意義な講習会となりました。
- 「神戸大学 先端膜工学センターの紹介」
神戸大学 松山秀人 氏,吉岡朋久 氏 - 「ゼオライト膜の反応プロセスへの展開」
山口大学 喜多英敏 氏 - 「金属酸化物ナノシート積層型分離膜の開発とナノろ過特性」
神戸大学 中川敬三 氏 - 「イオン液体含有ゲルの開発とCO2分離膜への応用」
神戸大学 神尾英治 氏 - 「SnPt 2元系ナノ粒子触媒上での不飽和アルデヒドの選択水素化反応 ~分離膜を修飾した触媒およびSnPt合金触媒~」
神戸大学 谷屋啓太 氏 - 見学会:神戸大学大学院工学研究科先端膜工学センター
反応分離シンポジウム2016
2016年10月28日(金)に、産業技術総合研究所・東北センターにて反応分離シンポジウム2016を開催しました。
マイクロリアクターによる反応分離、並びにこれらの流体を利用した抽出技術に関するシンポジウムということで、産総研化学プロセス研究部門の紹介に加え、イオン液体・溶媒代替としての高圧CO2の利用、マイクロリアクターを用いたファインケミカル合成の現状に関する講演が行われました。また、講演後は産総研東北センター様の見学会も開催され、実用化を見据えた技術開発に触れることができました。
懇親会も盛況にて、大変有意義な講習会となりました。
- 「産総研 化学プロセス研究部門の紹介」
産業技術総合研究所 濱川聡 氏 - 「温度応答性イオン液体の開発と応用」
産業技術総合研究所 河野雄樹 氏 - 「連続プロセスによる高圧CO2の溶媒代替機能の研究 ~高圧微粒化と抽出技術を例に~」
産業技術総合研究所 川崎慎一朗 氏 - 「マイクロリアクターを用いたフッ素系ファインケミカル製品の合成」
ダイキン工業株式会社 中谷英樹 氏 - 見学会:産業技術総合研究所東北センター
反応分離講習会2015
2015年10月16日(金)に、地球環境産業技術研究機構 (RITE)にて反応分離講習会2015を開催しました。
分離技術に関する最新のトピックスをということで、今話題のMOF膜に関する講演に加え、RITE様技術開発の現状に関する講演が行われました。また、講演後はRITE様の見学会も開催され、研究所を広範囲に見学することで、最新技術開発を直に理解することができました。
懇親会も盛況にて、大変有意義な講習会となりました。
- 「ゼオライト型亜鉛錯体の形態制御と膜分離への展開」
関西大学 田中俊輔 氏 - 「対向拡散法を用いたMOF膜の作製と気体透過特性」
産業技術総合研究所 原伸生 氏 - 「RITE全体概要のご紹介」
地球環境産業技術研究機構 吉田秀樹 氏 - 「RITEにおける分離技術開発」
地球環境産業技術研究機構 余語克則 氏 - 見学会:地球環境産業技術研究機構 (RITE)
反応分離シンポジウム2014
2014年9月5日(金)に、広島合同庁舎内中国経済産業局にて反応分離シンポジウム2014を開催しました。
シンポジウムでは、「化学プロセスへの膜分離利用技術をめざして:高機能分離膜開発と反応膜分離の最前線」と題打ち、膜技術にて活躍されている産学の6名の先生方による6テーマの講演が行われました。
会場は熱気が溢れて、大変有意義な講習会となりました。
- 「反応分離による触媒反応プロセスの高効率化」
岐阜大学工学部教授 上宮成之 氏 - 「セラミックス多孔質基材の開発」
株式会社ノリタケカンパニーリミテド 江田智一 氏 - 「地球温暖化防止への膜分離技術の応用」
工学院大学工学部教授 中尾真一 氏 - 「実用化ゼオライト膜のトラブル対策事例」
三井造船マシナリー・サービス株式会社 近藤正和 氏 - 「無機およびハイブリッド膜によるナノ濾過および逆浸透」
広島大学工学研究院教授 都留稔了 氏 - 「炭素膜の作製と気体分離・浸透気化分離への応用」
山口大学理工学研究科教授 喜多英敏 氏
反応分離シンポジウム2012
2012年11月9日(金)に、産総研つくばセンターにて反応分離シンポジウム2012を開催しました。
シンポジウムでは、ゼオライトの膜化と分離や反応分離への応用研究開発をテーマとして、以下の3件の講演が行われました。
また、講演終了後、、産総研環境化学技術研究部門膜分離プロセスグループにおけるシリカライト膜の研究と次世代化学材料評価技術研究組合(CEREBA)の見学を行いました。
その後の懇親会も含めて、会員相互の情報交換を密に行いました。
- 「膜分離法によるバイオブタノール濃縮技術の開発」
産業技術総合研究所 根岸秀之 氏 - 「脱水用ゼオライト膜の高耐久化とエステル化反応への利用」
産業技術総合研究所 長谷川泰久 氏 - 「ナノゼオライト積層触媒膜によるオレフィン合成」
北海道大学 多湖輝興 氏
技術交流会では、学生やCEREBAのメンバーも加え、様々な方と密に情報交換を行うことが出来、話も弾みました。
来年度も多数の方々のご参加をお待ち申し上げております。
反応分離講習会2012
2012年2月10日(金)に、岩谷産業株式会社にて反応分離シンポジウム2010を開催しました。
シンポジウムでは、水素エネルギー普及に向けての現状やビジョンと実際の技術開発について、水素透過膜であるパラジウム系・非パラジウム系膜の高性能化と体系化、メンブレンリフォーマーを用いた水素製造システム開発の最前線や今後の構想、今に至るまでのメンブレンリアクター開発の歴史について、以下の4件の講演が行われました。会場は熱気があり講演者の方々との議論も盛んに行われておりました。
- 「水素エネルギー社会に向けた取り組み」
岩谷産業株式会社 宮崎淳 氏 - 「パラジウム使用量削減・代替を目指した水素透過性金属膜の開発」
産業技術総合研究所 原重樹 氏 - 「東京ガスにおける水素分離型リフォーマーの研究開発」
東京ガス株式会社 矢加部久孝 氏 - 「メンブレンリアクター事始め」
早稲田大学 菊地英一 氏
技術交流会は、通常の立食形式から趣向を変え、居酒屋形式にて行いました。
じっくり腰を据えつつ、様々な方と密に情報交換を行うことが出来、話も弾みました。
来年度も多数の方々のご参加をお待ち申し上げております。
反応分離シンポジウム2010
2010年10月29日(金)に、名古屋大学にて反応分離シンポジウム2010を開催しました。 シンポジウムでは、水素社会実現に向けて、以下の4件の講演、名古屋大学田川研究室・二井研究室の見学が行われました。会場は熱気があり講演者の方々との議論も盛んに行われておりました。
- 「バイオガスを原料とする水素製造と水素分離効果」
宇都宮大学 伊藤直次 氏 - 「圧延法によるパラジウム基水素透過膜の超薄膜化技術の開発」
田中貴金属工業 嶋邦弘 氏 - 「セラミックスガス分離膜の開発」
ノリタケカンパニーリミテド 宮嶋圭太 氏 - 「水素吸蔵合金による脱水素反応の促進と周期操作」
名古屋大学 田川智彦 氏
研究室見学会、技術交流会は、終始和やかな雰囲気の中、様々な方との情報交換を行うことができ、参加者各位にとりまして有益な会であったようです。
来年度は反応分離講習会を開催する予定です。
多数の方々のご参加をお待ち申し上げております。